違くて同じ。同じで違う。女編。
常にマスクをしているのは自信のなさの表れと言いますが、ではではサングラスは何を表しているのか気になりました。
大きめのサングラスをしている女性は「ハリウッドスター気取りですかい」、と失笑を買うこともあるそうですけど、それは女性がサングラスをオシャレ目的で身につけていると思われているからですよね。
もしくは化粧する時間がなかったとき、スッピン隠しのためにサングラスをかける女性もいるとか。とある女子大の1限目はグラサンだらけだとか。
マスクもスッピン隠しに使われるけど、マスクとサングラスじゃ印象が違いますね。
平安の高貴なおなごは、御簾(みす)とか扇子とかで自分の顔面を隠したと言われてますけど、彼女らは自分の顔が美もしくは醜だと感じるから隠すのではなく、嗜みや慣習として隠したのであって。
けれども、御簾も扇子もマスクではなくサングラス寄りだと思います。
なんか素敵だものね、扇子。
話が変わりますが、オシャレ全体では、
自分に自信があるからオシャレする人と自分に自分がないゆえにオシャレする人がいると思います。
自信ありは「私ってカワイイ。だからもっと飾るの」。
自信なしは「私はかわいくない。だから飾るの。誤魔化すの」。
結果、両者が同じような煌びやかな格好に仕上がることもあります。
だから相手の心の内を知らないと、
実は相手は自分の推測しているのとは正反対の心で生きているのかもしれない、と思いました。
自分の見やすい角度ばかりから見ていると、人をテンプレートにしか感じられないのかもしれない。
もちろんそれで充分なときだってたくさんあるけれども、型にハマらない何かが存在するかもしれないと常に心の隅に留めておきたいし、自分のまだ知らない、新しい何かは魅力的でたまらないかもしれないし、そんなものこそ求めたい。